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ル・ヴュー・ドンジョン
生産者であるミッシェルファミリー
ラベルにもなっている建物と畑
ヴュー・ドンジョンは、シャトーヌフ・デュ・パプで約10世代に渡って葡萄栽培をしている生産者で1967年から自社瓶詰を始めました。
LE VIEUX DONJONとは「古い天守閣」という意味で、醸造所から見たシャトーヌフ城跡からヒントを得て名付けられました。
ドンジョンは標高128mの部分に畑を所有していますが、ヌフの中ではかなり高い方です。
葡萄畑は様々な箇所に点在し、大きな石がたくさんある区画に10ha、大きな石があり砂質で水はけが良い区画に3.5ha、砂地の区画に3.5haなど合計17ha所有しています。
グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、サンソー、ルーサンヌ、クレーレットなどの品種が植えられており、最も古い古木は樹齢110年を超え、比率は黒葡萄が95%、白葡萄が僅か5%になります。
この地方特有の赤く酸化した石がゴロゴロしている畑に植えられている葡萄はワインに力強さとコクを与え、砂質土壌の畑に植えられている葡萄は繊細さを与えます。
収穫はすべて手摘みで選別を厳しく行い、収量を減らしてワインのクオリティを高める努力をしています。
赤はシラーとムールヴェードルは100%、グルナッシュは50%の除梗を行い、コンクリートタンクで液循環をさせながら20〜25日間アルコール醗酵を行います。
圧搾後は同じタンクでマロラクティック醗酵を行い、その後50hlの大樽で12〜18ヵ月間熟成させます。
そして各キュヴェをアサンブラージュして赤ワインは完成します。
白は比較的気温の低い午前中に収穫し選別後に圧搾、ステンレスタンクでフレッシュさとアロマを損なわないように低温でアルコール醗酵をさせます。
そして、その年の12月末には瓶詰めをします。
2016年ヴィンテージ
2016年は春は暖かく雨も適度に降り、コンディションは完璧。
収穫量も平均的で病気も無く過去を振り返ってみても最高に素晴らしい健康状態の葡萄が収穫できました。
濃厚な赤い果実のアロマがとても豊かでタンニンも柔らかくエレガントでとてもバランスが良いです。
そして、このヴィンテージが超有名ワイン評論家ロバート・パーカーの愛弟子である、
ジェブ・ダナック氏が選ぶ2018年TOP50ワインのNO.1に選出されました。

更には、ワイン・スペクテーター誌でも2018年のベスト100ワインで見事第8位に輝いております。

